初心者がZV-1を使って夜間撮影をするときの設定ポイントをまとめました。プロカメラマンには当たり前の話でも、初心者にはわからない事が多いです。後半のHLGの話は画像編集を行う前提ですので、興味のある方は参考にしてください。
YouTubeに最適な解像度とフレームレートについて
YouTubeのアスペクト比は「16:9」です。
解像度は「1920×1080」がおすすめです。
フレームレートは動画の滑らかさです。
おすすめのフレームレートは「60p」です。
ZV-1の解像度とフレームレートの設定方法
- 「MODE」ボタンを押して、「(写真)プログラムオート」を選択
- 「MENU」ボタンを押して、「記録方式:XAVC S HD(初期値)」、「記録設定: 60p 50M(初期値)」を設定
HLG(ハイブリットログガンマ)について
ハイダイナミックレンジ(HDR:High Dynamic Range)の規格の一つです。
ハイダイナミックレンジとは、明るさの違う複数の写真を合成することで、逆光や暗所での撮影でもキレイな写真を残せる機能です。通常撮影時(SDR/スタンダードダイナミックレンジ)に比べて、より広い明るさの幅(ダイナミックレンジ)を表現できます。
たとえば、晴れた日に暗い室内から窓の外を撮影してみるとわかりやすく、暗い室内にピントを合わせると、その場所に合わせて露出(明るさ)が決まり、室内は明るく写るものの、そのぶん窓外が明るくなりすぎて白く飛んでしまいます(白飛び)。
逆に、窓の外にピントを合わせると、今度は室内が暗くなってしまいます(黒つぶれ)
こんな状況でも、HLG撮影をして画質を調整するときれいな映像を作ることができます。
ZV-1でHLGを設定する方法
「MENU」ボタンを押して、「撮影設定1→ピクチャープロファイル」を選択して「PP10」を設定します。
初心者のうちは、PPoff(初期値)で撮影の方が無難です。
ZV-1初心者の設定まとめ
設定に迷ったら、設定をリセットしましょう。
方法は、「設定リセット」→「撮影設定リセット」を実行しましょう。
何度も、設定を変更して、勘所を体で覚えるのが一番大切だと思います(著者意見)。